いつか見た景色








(こ都会から少し離れてみる 排気ガスで曇った空気も澄んで 暖かな風とのどかな風景が広がってくる 来たことなんてないのに どこか懐かしく、優しい景色 畑の稲穂は青々と育ち 柔らかな風に揺られ 夏の音楽を奏でる木々たち 思わず足を止めてみる







覚えてる?あの夏のこと  あなたに初めて会った 今だって忘れられない  心を慰めてくれる Looking for me  会いたくなるよ この胸 もうおさえられなくて  I see you  あなたに巡り会えた  奇跡を越えて 受話器を持ったまま震えた指が  あなたへ call your love      「I RECALL YOU」 2012年















人も車もいない夏待坂 古いコンクリートの道の真ん中から 草が顔を出している どこまでも尽きることのない緑の風景 まるでタイムスリップしたかのようで 心を洗ってくれる 時の流れさえ、もう分からない 便利なことが当たり前の時代に 美しい緑に囲まれて暮らすのも いいのではないだろうか
流星群を見た天文台  肩の触れ合う距離が切ない 途切れそうなもろい恋だけど  傷付けたことも気付かないままで 君乗せて走り始めたバスを 自転車で追いかけてた  I'll never love again  いつも遠回りをしてた愛の中で 傷付いた時 迷った時でも  いつもそばにいてくれた I'll never love again  いまも誕生日にくれた手紙はまだ 見るたび胸が張り裂けそうで小さくささやいてみる  always I loving you…     「I'll never love again」 2013年











草原へ繋がるあぜ道 両端には木が生い茂り 見上げれば青空 木漏れ日がさし込んでいる 知らずに、バイクで下まで降りてしまい 戻るまでとても苦労した
緑の旅の帰り道 樹齢何十年あるだろうかと思えるような大樹 蝉の鳴く声を聞きながらコンクリートの街へ戻れば 今までいた世界とは違い 湿った、まとわりつくような暑い空気がやって来る 歩き出す人ごみの中で瞳閉じれば 緑の道が思い出される