★海苔を作ってみる★
(音質はまた別で単純に作りたい人向け)






ここに、コンプもなにもかかっていない一番盛り上がった部分の波形があります





RATIOはつぶれ方の強度なんですがだいたい「2」くらいがおすすめです
単純にスレッショルドを-8.0まで下げてみます
すると赤い線のあたりまで波形が下がりました








0dbというのはデジタルの限界点ですが
スレッショルドで潰したおかげで3.0dbも音量を上げることができました








スレッショルドはマイナス値にいけばいくほど波形を潰してくれますが
これにはやはり限界があり、やりすぎると音の盛り上がりなどの大きな部分がおかしくなります
いかに音質を変えずにコンプレッサーを使うかが戦いとなるわけです






海苔にどうしてもこだわる場合はうまく上下のギザギザが取れるように
コンプレッサーのスレッショルドを1つ弱めにかけて軽く潰したあと
リミッターで波の上下を軽くカットし、その次のインサートに2つめのコンプレッサーをかけて
さらに潰す、などの方法でかけるとかなりプロっぽく波形が潰れてくれます

しかし音質は第一なのでコンプレッサーに頼ることはまずミックスの段階である程度の
状態を完成させておくのがベストです
決め手はズバリEQで、この処理をする前に視聴用として適当にでかい音で再生できるように
コンプレッサーなどをかけておくのがいいと思います
ミックスダウンの時はこのコンプレッサーをOFFにするというわけです

適当でいいので最初の段階でコンプで潰してゲインを上げておくと各トラックのEQ処理がとても楽
EQで各トラックの音のバランスがちゃんとしていれば波形も急な上がり下がりも少なくなるはずです